一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(略称:こゆ財団)は、平成29年4月に新富町が設立した地域商社です。新富町を含む5町1村からなる児湯郡(こゆぐん)に強い地域経済をつくりだし、100年先まで持続可能な地域とするために、以下の事業を行なっています。

◉特産品開発・販路開拓

こゆ財団は、児湯郡の農畜産物を中心とする地域資源を特産品として開発し、販売します。特産品はふるさと納税返礼品として全国に発信しているほか、独自の販路も開拓しています。

ライチ

①商品開発・ブランド化

高い価値のある農産物をブランド化。積極的なプロモーションを行なって収益増につなげ、生産者を支援します。

[例] 国産ライチのブランド化
こゆ財団は平成29年5月、新富町のライチ農家と協働で国産ライチブランド「楊貴妃ライチ」を立ち上げました。国内の全流通量のうちわずか1%しかない国産ライチの希少性に着目。中でも1本の木から1割(約10個程度)しか収穫できない50g以上の大玉を手作業で磨き、パッケージング。県内外でのプロモーションに取り組み、認知向上とライチ農家の収益増に成功しました。また、平成29年10月からは国産ライチの加工品も順次リリース。ビールやボディクリームなど、従来にはなかった新しい商品を生み出しています。

*ニュース 1粒1000円「楊貴妃ライチ」ブランド化へ宮崎の挑戦(毎日新聞プレミア)
*ニュース マンゴーに続く宮崎フルーツ、国産ライチのクラフトビール販売開始

②販路開拓

東京を中心に特産品の販路を開拓します。香港、シンガポールなど、海外への販路開拓も行います。

[例] 国産ライチの販路開拓
ブランド化を行なった国産ライチを、東京の百貨店や飲食店、特産品取扱店にセールス。高級フルーツを扱うカフェや割烹店の食材として採用されたほか、従来にはなかったインターネットでの販売も行うなど販路を拡大し、収益増と生産者の支援につなげています。

*ニュース 東京「カフェコムサ」で新富町産ライチのスイーツメニューがスタート!

③ふるさと納税

新富町のふるさと納税を運営。単なる出品するだけでなく、寄附者のニーズや市場の動向を的確にキャッチします。

[例] 少量多品種のセット商品を開発
新富町のふるさと納税返礼品として、複数の生産者からその時々の旬のものだけを選りすぐったオリジナルセット商品を開発。生産量が限られている中で良質の農産物を育てている生産者を支援するとともに、一年を通じて新鮮な野菜と果物が収穫できるという新富町のブランドイメージを確立。2種類のセットの販売開始後、わずか2ヶ月間で1,200万円の寄附金をお申し込みいただくことができました。

*参考 味と量に自信!フルーツ・肉・うなぎ・野菜・特産品セット(定期便)

◉起業家育成

こゆ財団は「特産品開発・販売」を通じて得た利益の一部を、起業家の育成に投資。地域に新たなビジネスを生み出すことで新たな収益につなげ、次の特産品や人財づくりに生かすというサイクルを創造しています。

①人財育成

児湯郡を中心として、地域資源を生かしたビジネスを志す起業家を支援。ビジネスプランの考案から開業まで幅広くサポートします。

[例] 児湯シータートル大学
平成29年4月に開校した起業家育成塾。同年8月までに計6回開催された講座では、マインドセットから先進地視察、マーケティング、クラウドファンディングの手法などを学びました。1期では20人が受講。複数の受講生がクラウドファンディングで支援金を獲得したり、個人事業主として創業するなど、成果をあげました。

*ニュース 「児湯シータートル大学」受講生が熊本県南小国町で3つのビジネスプランを創出!

②ビジネスプランコンテスト

児湯シータートル大学受講生や一般公募によるコンテストを実施。優秀プラン受賞者を中心に、新富町での創業を支援します。

[例] 宮崎ビジネスプランコンテスト2017
児湯シータートル大学受講生を含む全11組がエントリー。これまでに磨き上げてきたビジネスプランをプレゼンしました。県内外から参加していただいた6名の審査員によって厳正な審査が行われ、「訪問整体」のビジネスプランを発表した東亮太さん(理学療法士)が最優秀プランを獲得。起業準備を進めているほか、その他の受講生も創業へのステップを進めています。

*ニュース 「宮崎ビジネスプランコンテスト2017」を開催しました

③企業誘致

新富町内の空き店舗や耕作放棄地を活用し、県内外から起業家を誘致。ビジネスを立ち上げることで、町に活力をもたらします。

[例] 新規就農者を誘致
こゆ財団は、社会起業家を育成している株式会社ボーダレス・ジャパン(東京都)と連携。農業の負担軽減と生産効率向上を目指す同社の起業家を支援し、平成29年9月に新富町への移住と就農を実現しました。起業家は同年11月に法人化(予定)。地元生産者のサポートを受けながら、新たな農業ビジネスを地域に生み出しています。



◉その他

こゆ財団では新富町が住む人にとってより幸せを感じられるまちとなるよう、にぎわいの創出や関係人口の増加につながるさまざまな事業を行なっています。

こゆ朝市ーフリーマーケット

毎月第3日曜に新富町商店街で開催しているマーケット。児湯郡や宮崎市から毎回30以上の出店者が集まり、おいしい料理や新鮮な野菜・果物を販売しながら地域の人々との交流を重ねています。

こゆ財団ではこの場をテストフィールドとし、以下のような取り組みを行なっています。

シェアリングエコノミー

こゆファーマーズマーケットでは、新富町内での資源の共有をはかるために、シェアリングエコノミーを導入しています。

マーケットを訪れる来場者のために駐車場を開放しているほか、新富町商店街に面したこゆ財団の拠点もイートインスペースとして開放。空間のシェアを積極的に進めています。会場にはフリーマーケットや物々交換の場も導入。衣服やおもちゃ、雑貨などをシェアできる環境を整えています。

自転車レンタル事業

また、自転車レンタル事業も実施。拠点からは新富町役場やJR日向新富駅など、新富町中心部の各種拠点へのアクセスが容易になっています。

新富町内であれば、お電話またはお問い合わせフォームから予約お電話いただければ、お求めの場所に自転車を運ぶことが可能です。返却時には、同じくお電話いただければ、自転車の回収に伺います(商店街・駅での返還も可能)

普通自転車:500円
電動自転車:900円
1日料金。配送料は別途500円

貸出の際は、身分証明証をお持ちください。
貸出場所:JR九州 日向新富駅または、レインボー商店街ソーシャルデザインラボ

自転車を活用することで、環境問題への保全や健康増進を推奨します。

【モデルA:90分コース(市街地中心)】
新富町商店街 → 富田浜(アカウミガメの産卵地) → 湖水ケ池(水神様とハスの花の名所) → カフェキートス(町の複合施設内にあるカフェ) → 新富町商店街
※コース周辺の生産者を訪ねることも可能です。

【モデルA:150分コース(丘陵地中心)】
新富町商店街 → 鷲見台(航空自衛隊新田原基地を展望できるスポット) → 新緑園(全国茶品評会 3年連続日本一の茶園) → ライチ農園 → カフェキートス(町の複合施設内にあるカフェ) → 新富町商店街
※コース周辺の生産者を訪ねることも可能です。

特産品のテストマーケティング

こゆ財団では、ライチなどの農産物を中心として、食品や加工品の開発も進めています。こゆファーマーズマーケットは、できあがった商品のテストマーケティングの場として機能。

サンプル配布や試食、テスト販売などを通じて来場者から直接意見を伺い、商品の仕様やパッケージデザイン、販促企画にいたるまでをチェックしています。当初は試作品のテスト販売からスタートしたメニューが、その後はこゆ財団オリジナルの定番フードとして、会場に定着することになった商品もあります。

さらには、時間に制約があって会場で直接販売できない野菜・果物の生産者に代わり、こゆ財団やサポートスタッフがリソースのシェアも実施中。新鮮な農産物が買える来場者だけではなく、多忙でも収益を得られるとして農家さんからも好評をいただいています。


空き家の利活用

新富町内で空き家となっている古民家を有志を募ってリノベーション。新たに起業家を誘致した上で、民泊機能を持つコミュニティスペースとして稼働する予定です。

地域貢献事業

新富町内の小学校と協力し、小学生を対象にふるさと納税教室を実施。子どもたちに新富町の特産品を伝えながら、地元を愛する心を育むお手伝いをしています。