6月7日「ホーンテッドしんとみ」【開催レポート】 - 地域商社こゆ財団|宮崎県新富町

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6月7日「ホーンテッドしんとみ」【開催レポート】

6月7日「ホーンテッドしんとみ」【開催レポート】

私たちMIRISEプロジェクトは、去る6月7日の日が暮れ始める17時より、ルピナスみらい劇場(新富町文化会館)にて、「ホーンテッドしんとみ」を開催致しました。

本イベントは、お化け屋敷と脱出ゲームを掛け合わせ、ミッション体験にホラー演出を加えたプログラムとして実施。宮崎県児湯郡川南町にてサバイバルゲームフィールド『Hawk Wood』の経営などを手がける、ラプター株式会社との共催により実施。町内外から総勢61名が参加し、満員御礼となりました。

【イベント概要】

実施日程:2026年6月7日(日)

実施時間:17時~21時

集合場所:新富町総合交流センターきらり

開催場所:ルピナスみらい劇場(新富町文化会館)

参加費用:小学生以下500円、中学生以上1000円

※異様な雰囲気が漂う、ルピナスみらい劇場

普段は演劇やダンス発表を実施する、ルピナスみらい劇場。この日は普段の様子とは大きく異なり、薄暗く不気味な空間に。悲鳴と笑い声が交錯し、子どもから大人まで未知の体験に挑む一夜となりました。

地域の劇場へ足を運ぶきっかけ創出としての脱出ゲーム

本イベントは、普段なかなか劇場に足を運ぶ機会がない方々にも「新富町にこんな場所・施設があるんだ」ということを知ってもらうべく、初めての試みとして実施しました。

「演劇が大好きで、お芝居のお知らせは欠かさずチェックします!」という方はごくごくわずかで、地域の劇場には年に一度足を運ぶかどうか、という方が大半です。

本イベントの企画を担当しているMIRISEプロジェクト(こゆ財団内のプロジェクト)は、ルピナスみらい劇場(新富町文化会館)の指定管理者も務めており、「特別な祭典がある時にだけ借りられるのを待つ場所」ではなく、「町の人々と一緒に新しいものをつくりだしていく場」にしたいという想いで、今年の4月に始動しました。

地域の文化会館や劇場は、どうしても「特別な催しがあるときにだけ訪れる場所」になりがちです。だからこそ、いつもとは違う角度から「劇場という場所の魅力を体験」してもらえる企画として、これまでの多くの脱出ゲームやサバイバルゲームの主催を手がけてきた、ラプター株式会社と共創し、オリジナルの没入型イベントを構想しました。

※先頭を切って暗闇の劇場に乗り込む武装集団

ルピナスみらい劇場を、「エンターテインメントを鑑賞する場所」ではなく、「一緒に何かをつくり出したいという人が集まる場」へと変えていくーーこの「ホーンテッドしんとみ」は、その第一歩です。

劇場で起きた謎の異変ー仲間を救い出す特別ミッションに挑戦

ホーンテッドしんとみは、1枠30分の事前予約制で実施しました。参加者は、ルピナスみらい劇場の向かいに位置する「総合交流センターきらり」に集合。部屋に入ると、物々しく武装し、ガスマスクを着用した集団が参加者を迎えます。

参加者はそこで、劇場の館長より「ルピナスみらい劇場に謎の異変が起きたこと」を知らされ、その解明に挑んで欲しいとミッションを依頼されます。詳しい劇場の様子は分からないまま、参加者は配布されたマスク、眼鏡、手袋を装着し、劇場内に散らばる指定の10品目を収集するミッションへーー。

※ミッションを依頼するルピナスみらい劇場の館長

チームには武装した護衛集団が帯同するものの、途中で思いがけない襲撃に会い、暗闇の中でのミッションは困難を極めます。制限時間内に見事ミッションをクリアし、脱出できたチームは、8日組中わずか1組。多くのチームが「最後まで到達できなかった」と悔しそうに帰ってきました。

※ホール内にはまさかの死体も…?!

困難なカベを前に、家族や友達、初対面の人すらONEチームに

当初は1組5〜6名程度、最大8組の参加を予定していましたが、実際には家族や友人グループ、個人、そして当日の飛び込み参加希望もあり、多いところでは最大16名が1チームとなって挑戦。

イベント終了後のアンケートでは、

「怖かったけど楽しかった」
「時間内にクリアできなくて悔しかった」
「謎が何なのか最後までちゃんと解きたかった」

などの声が寄せられました。

大粒の涙を流し、しゃくり上げながら戻ってくる子どもたちの姿を目に、次に参加するチームの方々に緊張が走る場面も。

※不安そうな表情で作戦室から劇場へ移動する参加者たち


「武装した人がたくさんいたので何事かと思った」

「今回申し込めなかったけど、次回またあったらお知らせして欲しい」

「文化会館でそんなことやってるなんて、知らなかった」

遠巻きにイベントの様子を見て、次回開催に期待を寄せる声もあり、これまで接点のなかった人たちとの出会いを生み出すきっかけとして、確かな手ごたえを感じました。

劇場は、単なるコンサートや発表会の場でなく、掛け算次第でまったく異なるエンターテインメントを生み出す可能性を秘めています。今回、初めてとなる体験型イベントを実施したことで、「新富町の文化会館ってなんか面白そう」「私も何か一緒に面白いことを仕掛けたいな」と思ってもらう種を生み出せたのではないでしょうか。

今後も、従来の劇場という枠に捕らわれずに、「つくる」を生み出す拠点として、ルピナスみらい劇場(新富町文化会館)の取り組みに、ご期待ください。

全国でも稀な「劇場特化型」地域おこし協力隊の挑戦

今回の「ホーンテッドしんとみ」を担当したのは、今年4月に地域おこし協力隊として就任したMIRISEメンバーの髙田歩、そして児玉華奈です。

※謎の化け物に変身する髙田
落ち武者に扮した児玉

~担当者コメント~

髙田「今回は「ホーンテッドしんとみ」へのご来場、誠にありがとうございました! 私達スタッフも化け物役として潜入し、暗闇で響く皆様の悲鳴と笑顔を間近で楽しませていただきました。
泣いてしまうお子様も最後には「楽しかった!」と言ってくださり、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです」

児玉「お化け屋敷は苦手なので大人になってからは行かないようにしていました。まさか自分が脅かす側になる日が来るとは…人生何があるか分からないですね(笑) 初めて鎧を着ましたが、暑くて大変でした!でもたくさんの方にご来場いただけて良かったです、ありがとうございました」

「つくる」を生み出す拠点としての挑戦は始まったばかり

MIRISEプロジェクトのミッションは、「つくる」でカベを越え、「ありがとう」を生む。

ルピナスみらい劇場(新富町文化会館)という地域の財産を通じて新しいムーブメントを生み出し、地域の方々にとって「有難い」と惜しまれる存在であり続けられるよう、そして、このムーブメントを一時的なものではなく、日本中、世界中にまちづくりの新たな手法として届けられるよう、挑戦を続けていきます。

いまだ解明されていないルピナスみらい劇場の謎は、まだつづくーー