地域おこし協力隊

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一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)は、ユニリーバ・ジャパン(東京都目黒区、代表取締役社長 兼 CEO:髙橋 康巳氏)の新しい働き方のビジョンに賛同する企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA!」と連携し、働き方改革に関する実証実験を行います。

「場所と時間を選ばない働き方は、都市と地域でも実現可能か?」というテーマで、Team WAA!メンバーを毎月3名ずつ新富町に呼び、地域と関わりを持ちながら働いた時にどんな課題やシナジーが生じるか9月より3ヶ月かけて検証します。

こゆ財団とTeam WAA!の連携 〜地方拠点第1号は“新富町”

ユニリーバ・ジャパンは、2016年7月、働く時間や場所を社員が自由に選べる新しい働き方「WAA」(ワー:Work from Anywhere and Anytime)を導入しました。そして、「誰もがよりいきいきと働き、健康で、それぞれのライフスタイルを継続して楽しみ、豊かな人生を送れるように」というビジョンに共感する企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA!」を通じて、新しい働き方を日本に広めています。Team WAA!には現在1,000名以上がメンバーとして参画し、毎月セッションを開催しています。

こゆ財団は今年3月、町内の一角にTeam WAA!の初の地域拠点としてメンバーが利用できる「コWAAキングスペース」(コワーキングスペース)をオープンしました。デスクやwi-fi環境を整えており、Team WAA!メンバーなら誰でも、新富町を訪れた際の仕事場として活用できます。場所に捉われない働き方を実現する後押しとなるよう、着想後すぐに開設いたしました。これを機に、Team WAA!コミッティーによる訪問合宿を行うなど、こゆ財団を通じて新富町とTeam WAA!がどのように関わることで有意義な取り組みが継続できるかを模索してきました。

※コワーキングスペース開設のリリースはこちら

働き方改革の実証実験を9月よりスタート

そしてこの度、Team WAA!とこゆ財団の時間と場所に捉われない働き方が、都市と地域という物理的距離のある場所でも可能かどうか、また、自身のスキルや経験といった“力”を地域でも活かすという“労働力のシェア”が実現できるかどうか、実証実験を3ヶ月かけて行います。

8月22日のセッションの模様

2018年8月22日に開催されたTeam WAA!セッションでは、今回の実証実験の実施をTeam WAA!メンバーに対して発表。こゆ財団代表の齋藤から詳細や条件、今後のビジョンを伝え、計9名に新富町に来ていただきます。

▶︎実証実験のスケジュール
第一回 実証実験:2018年09月15〜17日 3名訪問
第二回 実証実験:2018年10月20〜21日 3名訪問
第三回 実証実験:2018年11月17〜18日 3名訪問

訪問中は自身の仕事を自由にこなすとともに、地域の人と関わりを持ちながら、新富町の活性化につながるアイデア探求や、アイデアを実現するための検証などに取り組んでいただきます。

3ヶ月の実証実験で得られた結果は、来年以降のTeam WAA!セッションで改めてメンバーに対してシェアするとともに、持続可能なモデルを構築するために引き続きコミッティーメンバーと議論を重ねます。

今回、こうした一連の取り組みを加速するため、コミッティーメンバーの一人、杉江美樹氏をこゆ財団が特別研究員に任命いたしました。杉江美樹氏はすでに2回新富町を訪れており、町内を各所視察しながら、新富町が抱える課題や今後のチャレンジについてシェアしてきた一人です。

新富町とTeam WAA!の橋渡し役を担っていただくことで、実験だけで終わらない新モデルの実装までを確実に形にしたいと考えています。

Team WAA!コミッティー
杉江 美樹氏
サントリー株式会社(現サントリーホールディングス株式会社)にて全社革新プロジェクトを経験したのち、プルデンシャル生命保険株式会社にて営業として活躍。2014年に株式会社Work F-styleを立ち上げ、女性活躍を始めとして、一人ひとりの力をチームの力に変えるためのコンサルティングおよび研修・講演等を行う。また一般社団法人全国空き家バンク推進機構の監事として地域課題にも取り組んでいる。