一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一、以下こゆ財団という)は、地方から働き方改革を推進するため、2018年10月から12月にかけて東京と大阪で採用イベントを開催します。
これは、こゆ財団が進めている「10人10事業」の採用活動の一環。時間と場所にとらわれない働き方の実現を目指して、都市部在住で地方に活躍のチャンスを求めている人材と共に、宮崎県新富町での働き方・移住・起業を模索します。
特徴:メディア運営や商品開発など、豊富な事例で地方での「暮らす・働く」を紹介
「世界一チャレンジしやすいまちへ」というビジョンを掲げるこゆ財団は、新富町での新たな事業の担い手を確保するため、採用活動に注力しています。2017年4月の設立以来、こゆ財団が窓口となって移住した人数は11名(子どもを含む)で、各々がウェブメディア運営や広報、商品開発などの事業にチャレンジしています。
商品開発事業では、東京から移住し、新富町を第二の拠点として活動する商品開発プロデューサー小野茜氏(株式会社EAT UNIQUE代表)が、新富町特産の緑茶などを使ったジェラートを開発。ふるさと納税の返礼品としてのリリースも実現しています。
その他でも、大手広告代理店に勤務していた人財が東京から移住し、培ったマーケティングや広告運用のノウハウを駆使して特産品の販売促進を担っていたり、ソーシャルビジネスを取り扱うウェブメディアの編集長が秋田から移住し、引き続きメディアを運営しながら新富町内でもメディアビジネスを手がけるなどの事例が生まれています。
こゆ財団ではこうした事例について、「地方での暮らし方・働き方」「移住の前後での生活や心境の変化」「移住者の本音」などの情報を収集。地方でチャレンジしたいと考える都市部の人財に対して、イベントを通じてその魅力や実情をていねいに発信。チャレンジを後押ししたいと考えています。
イベントスケジュール
12/7(金)東京開催
会場:ボーダレス・ジャパン 東京オフィス
(東京都新宿区市谷田町2-17 八重洲市谷ビル10F)
時間 20:00-21:30(19:00開場)
定員:20名
※ゲスト:ボーダレス・ジャパン株式会社 副社長 鈴木雅剛氏
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【進行】
高橋邦男
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 事務局長
1976年宮崎県出身。徳島県、大阪府を経て2014年に宮崎にUターン。現職に着任するまでの約20年にわたり、編集者としてキャリアを築く。「編集」は地域にある人・モノ・情報の価値を最大化できる手段だと捉え、こゆ財団が運営する起業家育成塾でも講師として登壇。宮崎県新富町に集まる若手人財の地域課題解決を後押ししている。
※イベントの最新情報は、Facebookイベントページで順次公開予定です。
背景:少子高齢化・後継者不足といった課題の裏側にビジネスチャンスあり
こゆ財団では、2017年4月の設立から現在にいたるまで、農業や産業をさまざまなかたちで支援してきました。具体的には、ふるさと納税を活用した特産品の販路開拓や、起業家育成塾の運営、空き店舗の利活用などが挙げられます。これは、今後の人口減少社会において確実に到来するであろう財政難に際し、新富町の随所に強い地域経済を作り出し、町を持続可能にするために取り組んできているものです。
こうした事業は、高齢化や担い手不足といった、全国の地方都市に共通する課題の解決に直結するものです。課題をビジネスチャンスとして捉え、新富町ではこゆ財団がそのチャンスを生かすためのハブとなることで、移住者や起業志望者がビジネスを起こすハードルを低くすることが可能です。
新富町ではそうした背景のもと、地域おこし協力隊の制度を活用し、最大3年間・600万円の活動資金を得ながら、地域課題をビジネスの力で解決する人財を求めています。
今後の展望:地域おこし協力隊として活動できる人財に焦点
こゆ財団では、株式会社ボーダレス・ジャパン(東京都新宿区、代表取締役社長:田口一成氏)と、ソーシャルビジネスによる課題解決を目的に社会起業家の採用活動を共同で推進する協定を締結。合同採用イベントを12/7(金)に東京で開催します。
また、希望者に対しては個別面談やリモート説明会も順次開催。手厚く情報を提供することで、希望者の心理的な障壁を解消し、宮崎県新富町でのチャレンジを支援していきます。