一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下、こゆ財団)は平成29年6月10日〜11日の2日間、同年5月から開校している人財育成塾「児湯シータートル大学」の第2回講座として、受講生とともに熊本県南小国町を訪問。合宿を通じて3つのビジネスプランを生み出しました。
「児湯シータートル大学」は、農産物などの地域資源をさまざまなビジネスに結びつけている熊本県南小国町を合宿の舞台に選定。高橋周二町長と南小国町役場職員の皆さまのご協力のもと、2日間にわたって町内の先進地を視察。グループワークなどを通じて地域ビジネスの手法を学びました。
■まちづくりで大切な「思い」と「お金」
南小国町役場では高橋周二町長から、町の特徴や現在の取り組みについてお聞きしました。町の確かな未来を描くには、稼ぐ仕組みづくり、そして種火を持った人間をいかに育てていけるかが重要だとする町長のお話に、受講生はまちづくりに対する考え方を学びました。
また、観光地として知られる黒川温泉旅館協同組合長の北里有紀さんからは、黒川温泉の仲間が30年をかけて2万本の植樹を行い、今の美しい景観を作ってきたことをお聞きしました。ここでもキーワードになったのは「思い」と「お金」。地域全体で稼ぐという視点で、都市と対極にある究極の田舎を目指す北里さんのお話に、受講生からは多くの質問が飛んでいました。
■「なぜやりたいのか」を全員が掘り下げ
あか牛生産者やMTBガイドツアーで起業された方、小国杉を資源としてさまざまな商品を開発していこうとしている皆さんなどを次々と訪問し、多くの学びを得た受講生。
訪問の合間には、「なぜやりたいのか」という自分自身への問いかけも行いました。
そして受講生からは、3つのビジネスプランが誕生!
キュウリを育てる農家3人がチームとなった「新富キュウリプロジェクト」など、これからが楽しみなプランに他の受講生も刺激を受けていた様子でした。
「児湯シータートル大学」は、8月19日(土)の最終プレゼンテーション大会に向かってさらにビジネスプランを磨き上げていきます。観覧は無料です。全ての講座を終えた受講生が発表するビジネスプランをぜひお聞き届けください。
8月19日(土)
児湯シータートル大学 最終プレゼンテーション大会
場所 新富町総合交流センター きらり
時間 13:00〜17:00
料金 無料
[問]info@koyu.miyazaki.jp