こゆ財団では、2021年8月31日~11月20日の期間、「いまよりちょっと自分を好きになる」をコンセプトに「こゆ みらいの学校」を企画。様々な方法でチャレンジをし、自分らしく生きるため行動している方々をゲスト講師にお迎え。全5回講座を通じて一歩を踏み出すヒントを得ながら、少しずつ自分と向き合い、今より1㎜でも5㎝でも前に進むための学校です。
🏫「こゆ みらいの学校」HPはこちら
8/31にこの「こゆ みらいの学校」がスタートし、10/26に5限目を実施。ゲスト講師をお迎えし、前半は講師の方のトークセッション、後半は11/20の発表に向けたワークを実施しました。
トップ画像は参加者でもある小川綾さんによる記録作品です。綾さん、いつもありがとうございます!
夢は持ち続けたら必ず叶う
継続することでしか見えない絶景
こゆみらいの学校の最終講座となる5限目には、株式会社プラネット代表の小池和人氏を招聘。インターネットビジネスの会社を経営しつつ、10年前からは地元岐阜県多治見市の魅力を発信するべく漫画を活用したまちづくり活動をスタート。
多治見焼をテーマにした「やくならマグカップも(通称やくも)」の連載を地元のフリーペーパーで始めて今年2021年に10年目を迎えると、遂にアニメーション会社から声がかかりテレビメディアでのアニメーション放送が始まりました。
このニュースをネット記事で見かけて小池さんに直談判。ご連絡させていただいたところ、講座へのご登壇をご快諾いただき実現に至りました。小池さんの取り組みややくもについて気になる方はぜひこちらの記事をご覧ください。
小池さんとのトークセッションの中で何度も出てきたワードが「ストーリー」と「10年続ける」ということでした。
小池さん「初めはスポーツクラブで働いていて集客で苦労していました。その頃、東京ディズニーリゾートを日本に誘致した故堀貞一郎先生の本に感銘を受け、直談判して弟子にしてもらい活動に同行させてもらっていました。そこで、様々なことを学びましたが一番は夢は持ち続けたら叶うということでした」
小池さんには受講生からの事前質問も交えて沢山お話をいただきましたが、その中でも印象的だったのは「人生100年として考えた時に仮に逆算してあと50年あるとしたら、5回は絶景を見ることが出来ますよね。それが原動力になっている。夢が生きる原動力ですね」というお話でした。お金には代えられない、10年目でアニメーション化というまさに絶景を見ている小池さんのお話に皆さん大きく頷いて聞いていました。
人はストーリーが好き
ディズニーの生みの親に学んだ惹きつけ方
ご存知の方も多いと思いますが、ディズニーリゾート内には随所にストーリーが溢れています。各プリンセスにストーリーがあり、エリアごとにストーリーがあり、小さな装飾にさえストーリーがあります。筆者もそんなストーリーに惹きつけられて幼いころからディズニーを愛してやまなくなったこともあり、故堀貞一郎先生から直接教えを受けた小池さんのお話しは垂涎ものでした。
小池さん「仮にストーリーがなかったら勝手に作ればいいですよ。ディズニーだってそうでしょ?日本昔話ってありますよね。あれも昔の人が作ったストーリー。時間が経てば全て昔話になって誰かが語り継いでくれますから」
商品開発をされている参加者の方の中には、ご自身の商品にストーリー性がないことを課題を感じている方がいらっしゃいましたが、小池さんのこの言葉は目から鱗だったようでハッとされていました。
参加者「無理やりストーリーを生み出さなきゃと思うから難しかったけど、勝手に作っていいと言われたらかえってすっきりしました」
また、ストーリーを伝える場として11月20日の最終日には発表を控えていた皆さんはプレゼンテーションの秘訣についても小池さんからヒントをいただいていました。
プレゼンテーションはコミュニケーション
相手の立場に立って伝えることが大切
小池さんには講座前日から新富町へお越しいただき、湖水ヶ池や水沼神社、一棟貸出しの民泊茶心、夢茶房など町内をご案内。その際も各所を見て回りながらその地にどんなストーリーがあるのか、こんな仕掛けがあると面白いよねとヒントを下さいました。
そんな小池さんには人前で発表することに慣れていない参加者の方が大半だったこともあり、プレゼンテーションでどう自身のストーリーを伝えたらよいのかという質問も多く上がりました。
・プレゼンテーションもコミュニケーションであるから言いたいことをいうのではなく、聞く相手の立場に立って話をする
・人の心を動かすには準備に時間をかける
もう1つ、講座に参加された方々だけの秘密ということで、伝えるための魔法の言葉も教えていただきました。
これらのポイントを踏まえた上で11月20日には最終発表を実施しました。「夢は生きる原動力である」と力強く語って下さった小池さんの想いを1人1人が受け止め、どう自身のストーリーを語って下さったのか追ってご報告いたします。「受講前より自分をちょっと好きになった」講座参加者の皆さんのストーリーを是非お楽しみに!
written by Saki Ariga