パイロットから農家へ!?ビジネスで広がる地域とのつながり:縄田一暢さん

宮崎県新富町で海砂栽培タラッサ農園を営む縄田(なわた)一暢さん。

ビニールハウスで主にフリルレタスを栽培している縄田さんは元パイロット。

なぜ農業を始めることになったのか?農業を始めたことによって感じる楽しみや苦労。今度の展望などを縄田さんに伺った。

宮崎の海が育むミネラル豊富な海砂栽培

ー現在、どのような作物を栽培しているのですか?

縄田:宮崎県の海で採れた砂を使用し、フリルレタスの海砂栽培をしています。

3年前に就農し、宮崎市内で修行した経験からフリルレタスが市場での需要の多さや年間通して収穫できるという点などから栽培を始めました。

砂を使用した砂栽培農法は約 50 年前からすでに存在していたそうです。砂と砂の間には酸素がたっぷり含まれていて、肥料や水分を極力少なくすることで力強く根が張り、海の砂に含まれる養分を吸収することで旨味も増す特徴もあります。葉物野菜には最適ですよ。

ビジネスを通じて地域と関わる

̶ー就農する前は何をされていたのですか?

縄田:航空自衛隊につとめていました。パイロットをしていた経験もあるんですよ。

高校まで広島県で過ごし、航空自衛隊に入隊した最初の配属先が新田原基地でした。

37年の自衛隊生活のうち、20年ほどは新田原基地の配属でした。現役生活の大半を宮崎で暮らしたことになります。

ー農業を始めたきっかけは何ですか?

縄田:自衛隊では定年後ほとんどの方が再就職をします。

様々な企業への再就職を斡旋してくれるのですが、私は自分で何か事を起こしたいという想いがありました。

自衛隊と自治体やメディア、協力団体など外部とのやりとりを主に行う渉外室(しょうがいしつ)の室長だったとき、地元の方にたくさんのご協力をいただいたんです。みなさんに恩返しがしたいという想いと、新富町の方と仕事を通じてもっと親しくなりたいという想いから、農業の道に進むことを決めました。

食のプロに認められる商品を 365 日

ー就農して気づいた農業の楽しさや苦労はありますか?

縄田:今は一年間ずっとフリルレタスを出荷しているのですが、季節による環境の変化は避けられず、常に葉の状態に注意を向けておく必要があります。

日々変化する作物を製品として安定供給するには苦労が伴いますが、試行錯誤することが楽しみでもあるので、農業を続けられているのかなと思いますね。

̶ー新富町で農業をする楽しみは何ですか?

縄田:やはり人とのつながりですね。

最近では新富町の飲食店でも私のリルレタスを使用してくださり、コラボ商品なども販売されています。

就農当初から考えていた、仕事を通じて地元の方と関わるということが実現できているので嬉しく思います。

新富町の人たちの人柄の良さもその要因かもしれません。

パートナーと共に事業拡大

ー今後、どのような展開をしていきたいですか?

縄田:まずは規模を拡大し、同志を増やしていくことですね。

航空自衛隊でも私に関心を持つ方がいらっしゃると聞きます。

航空自衛隊を経て新規就農をしている方はあまり例がありません。私が成功事例となることで、自衛隊からも農業をしてみたいという人が増えても面白いと思います。

安定して稼げるような仕組みを作れれば、もっと安心して農業を始めることができると思うので、私はその礎を築きたいです。

ーどのような人がいれば実現できると思いますか?

縄田:一緒に農業を頑張ってくれる仲間です。

従業員という訳でなく、積極的に経営にも関わってくれるような自主性を持った方が良いですね。

農業の経験は必要ありません。私も全くの未経験で就農しましたから。

人と関わることが好きで明るい性格。仕事のことになると熱い情熱を持って取り組めるようなメリハリのある方と、事業を更に拡大していきたいです。


農業を通じて人との関わりを深めている縄田さん。

縄田さんがこれまで培った経験と、これから出会う新しい仲間の新しいアイディアを融合させ新富町の農業はもっと面白くなる。

         
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