地方創生の波及論−1つの小さなチャレンジを大切に

※みらい畑の石川美里さん

地方創生の知恵袋3つのポイント

思いを理解し、ともに育む

できることを探し全力でサポート

小さな一歩が大きな変化を起こす

誰かの心に生まれた思いの種。理解し、ともに育んでいくための環境とフィールドをつくりましょう。たとえ一つの小さなチャレンジでも何かと繋がり、線に、面にと広がっていくものです。

 

思いを理解し、ともに育む

こゆ財団が活動し始めて1番最初に起業家として新富町に来てくださったのは、ソーシャルビジネスを推進する企業『ボーダレス・ジャパン』の石川美里さんでした。

美里さんとの出会いは、ボーダレス・ジャパンの代表・田口一成さんと福岡で出会い、オフィスを訪れたことです。偶然オフィスにいた美里さんから農業をやりたいという思いを聞き、すぐに新富町を推薦しました。彼女のエネルギーは素晴らしく、翌週には新富町に来訪。9月には移住、11月にはみらい畑株式会社を創業してくれました。

実はその裏側では、社内でビジネスプランの承認を得るために何度もプレゼンテーションしていたという美里さん。ようやくつかんだ起業だったようです。

できることを探し全力でサポート

農業就業人口の減少という社会問題を解決するため、「農業をやりたい人が続けられる社会を創る」というビジョンを掲げて起業した美里さん。ただ、新富町に来たものの農業経験は全くのゼロ。こゆ財団前執行理事の岡本や地元の農家と連携を図りながら、試行錯誤の中で美里さんを支え続けてきました。

また、ユニリーバ・ジャパンの島田由香さんと一緒に作ったコワーキングスペース「移住交流促進ラボ」も彼女の事務所として活用できたので、美里さんたちが事業を始めるための1つのお手伝いになったかもしれません。

このように点が線になり、面になっていく。2020年現在、美里さんは2人を雇用し、数々の壁にぶつかりながらも継続してチャレンジを続けています。

朝市にも出店。カラフルなにんじんが注目を集めました

小さな一歩が大きな変化を起こす

1つの思いが線になり、面になる。これが地域づくりにおいての重要なイメージの持ち方です。彼女が来たことをきっかけに多くの起業家やチャレンジャーが新富町に移住してきたのも1つの事例でしょう。常に意識するのは1つの小さな点が線になり、面になるということです。決して1つの小さな行動を悲観してはいけません。「バタフライ効果」という言葉もあるように、小さな一歩は必ず大きな繋がりになります。

また天台宗の開祖・最澄が残した「一隅を照らすもの、これ即ち国宝なり」という言葉のように、その行動が良いか悪いかというのはその時点では判断できません。小さな一歩を踏み出し、大きな変化を起こしていきましょう。

 

*石川さんの「みらい畑」は今、ミニ野菜作りに取り組んでいます。新富町には乳酸発酵の漬物を食べて健康づくりを推奨する「キムラ漬物工業」さんがあり、そのままぬか漬けにできるサイズの野菜づくりに活路を見出したそうです。

         
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