新富町総合計画検討委員会に中山が講師として登壇しました

2021年10月25日、こゆ財団の教育イノベーション推進専門官・中山隆は、新富町役場で開かれた総合計画検討委員会に講師として参加しました。各課から集まったのは、役場の中核となる職員のみなさん。来期からスタートする第6次新富町長期総合計画の策定に向けて、今一度視野を広げ、リアルなイメージで向き合うための約70分の研修を担当しました。

教育現場における子どもたちの現状

同委員会における中山の研修は今回が2回目。前回はSDGsの視点で新富町を考える研修を行いましたが、「SNS活用の重要性」が大きな話題となりました。教育現場でSDGsや課題解決学習を行ってきた経験から、中山が伝えたのは子どもたちの現状です。

  • 地域課題として挙がってくるのは「交通やショッピングの充実」「観光促進」など
  • 課題解決に重要なこととして、子どもたちからも「SNS活用の重要性」が挙げられた(子どもたちには「TikTok」人気)
  • 町内の小中学生はキャリア教育の一環でまちの調べ学習に取り組むが、高校になっても地域の課題や現状に対する認識はその時とさほど変わっていない
  • 地域の課題や現状を知ろうとしないまま、進学で地域創生に関する大学を志望する

「学校教育だけで地域の現状を伝えるのは難しいです。学校に行って、ぜひ皆さんから町の行政の話をしてあげてほしい」
次期長期総合計画の基本ビジョン「子や孫たちが帰ってきたくなるまち」実現に向けて、いろんな世代を巻き込みながら、一緒に考え取り組んでいくことの重要性を伝えました。

ワーク①
「小学6年生に自分の課の総合計画を伝えてみよう」

では実際に新富町はこれからどんなまちづくりに取り組むのか、まちの子どもたちにどうしたら伝えられるのでしょう。相手を小学6年生と想定して総合計画案における担当部分を伝える、というワークを行いました。

<1人3分ずつ話してみた感想>

  • 身近に感じる単語、聞き覚えのある単語に変換するよう工夫した
  • 細かく説明しようとすると、自分の理解が足りていないことがわかった
  • 子どもでもわかる言葉に変換するのが難しい。例:「資金繰り」「学力向上」
  • 行政用語の言い換えが難しい。例:「多子世帯」

まちの未来を、子どもを含めた地域の人たちと一緒に考えていくには、行政側が誰にでも伝わる言葉を意識することも大事だと感じる時間となりました。

ワーク②
「子や孫たちが帰ってきたくなるまち」ってどんなまち?

今回策定する新たな長期総合計画が実行された場合、新富町はどのような点で「帰ってきたくなるまち」になっているのでしょうか? グループごとに10分間、意見を出し合ってもらいました。

「子育て環境」「人とのつながり」「災害に強い」「衣食住が充実」などの意見に加えて、「戦闘機の騒音を逆手にとった観光コンテンツをつくる」や「施設じゃなく子が親を介護できるまち」など、興味深い視点も飛び出しました。

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「今日のワークの気づきから、ご自身の課の計画に付け加えられることがあれば、ぜひ」
と締めくくり、担当した研修の時間は終了。中山としても、新富町内を中心に学校教育に関わってきたなかで行ってきたこと、感じたことを行政現場にフィードバックする貴重な機会となりました。

         
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