日本の小さな町がSGDs達成に取り組む意味
SDGs(エスディージーズ)とは
SDGsは、国連が採択した「持続可能な開発目標」です。17のゴールは密接に関連しており、世界中のあらゆる人が経済、社会、環境のバランスの取れた持続可能な開発を目標としながら、それぞれの立場から実現に尽力しています。
こゆ財団における主なSDGsの取り組み
- 質の高い教育をみんなに 日本では、学校におけるインターネット環境などIT教育の整備が遅れており、いつでもどこでも子どもたちが教育を受けられる環境はまだ整っていません。加えて、学校教員の方々にとっても、知識や経験が十分ではない現状があります。 こゆ財団では、新富町教育委員会などの協力のもと、オンライン環境やタブレット端末を活用した教育のいち早い導入・浸透に注力しています。これまでには学校教員を対象としたオンライン授業講習や、タブレット端末を活用した自然体験学習などにも取り組んでいます。
- ジェンダー平等を実現しよう すべての女性に対するあらゆる差別をなくし、平等な参加やリーダーシップの機会が認められるようにすることがSDGsのゴールとして掲げられています。一方で地域社会においてはその機会は十分ではなく、女性の自己肯定感も低いとされているのが現状です。 ここゆ財団では、女性の自己肯定感向上や可能性の発揮に力を注いでいるユニリーバ・ジャパンと2018年より連携。町内在住者を対象にワークショップを実施しているほか、男女の別なくパートナーシップを築くためのイベント・講座なども行っています。
- 産業と技術革新の基盤をつくろう 日本では食品ロスが課題視されていますが、世界的には最大8億1100万人、10人に1人が慢性的な栄養不足であるとされています。過酷な条件・環境下でも安定して作物が栽培できるインフラの整備や技術の確立はいそがなければなりません。 こゆ財団では、農業を主産業とする新富町内の生産者や行政、県内外の多様な企業と連携し、新しいテクノロジーやサービスの開発実証を支援しています。新富町で確立されたテクノロジーやサービスを、地域だけでなく世界の農業課題の解決にも役立てていきます。