商品開発:国産ライチのブランド化
■強い地域経済をつくる特産品開発を推進
■1粒1000円の国産ライチとしてブランド化
■新規就農の促進とアグリベンチャーの誘致
担い手不足を解決する「稼ぐ農業」
宮崎県新富町は、東京ドーム約460個分に相当する農地があり、ピーマンやトマト、キュウリといった施設栽培の野菜や、果樹、畜産など多くの作物が栽培されています。
一方で、農家の高齢化や後継者不足、人手不足など課題を多く抱えています。多くの農家さんが、10年後も農業を続けていけるかどうかに不安を抱いています。
私たちは、新しい技術やビジネスの仕組みを取り入れながら、地域の農家さんと協力して商品の付加価値を高め、持続可能な「稼ぐ農業」の研究と実現を目指しています。
特産品開発で強い地域経済をつくる
「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンを実現するために、私たちは「強い地域経済をつくる」というミッションを掲げています。それを遂行するため、特産品で稼いで、教育に再投資する地域商社を目指しています。
地域の特産品の付加価値を高め、生産者の所得向上と地域経済の活性化を実現するとともに、私たちはそこで得た利益を地域の根幹である教育に再投資します。それにより、新たに挑戦したい人たちが続々と集まり・生まれる「チャレンジ・フィールド」を地域と一緒につくります。
1粒1000円の国産ライチをブランディング
2017年4月、国内にわずか1%しか流通していない貴重な国産ライチの生産に10年以上取り組んできた宮崎県新富町の生産者(森哲也さん)が、地域商社「こゆ財団」と共同でブランディングを行いました。
ブランド化にあたっては、従来にはなかった糖度とサイズの規定を設け、ストーリーを重視したデザインでブランドを定義しました。その結果、東京圏を中心に販路開拓に成功したうえ、多くの人がライチをきっかけに新富町を訪れるなど、関係人口の増加にも貢献しました。
新規就農の促進とアグリベンチャーの誘致
宮崎県新富町には、他にも新しいことにチャレンジする若手農家がいます。
20年以上も独自にアグリテックを研究して収量アップを実現しているピーマン農家、スマート農業によるキュウリ栽培の拡大に挑戦する農家、農業経験ゼロから「新規就農×起業」を実現した移住者などが、新たなチャレンジをしつづけています。
私たちは、持続可能な「儲かる農業」をテーマに、新規就農の促進やベンチャーの誘致を目指しています。将来的には、上場できる規模のスマートアグリベンチャー創出も視野に入れ、地域の未来に対する投資を続けていきます。
プロジェクト メンバー
黒木さゆみ(こゆ財団 商品開発チーム)
宮崎県新富町生まれの野菜ソムリエ。地域の農家さんや新富町のために、こゆ財団で、季節に応じて楽しめる加工品をつくり続けている。1年を通して農家さんに収入が生まれる仕組みをつくり、そして、単に所得の向上を目指すのでなく、生産物の魅力を商品を通じて伝えることを大切にしている。
インタビュー記事 *外部リンク
代表的なメディア掲載・プレスリリース実績
- 月刊ソトコト「表紙・特集ページ」
- 事業構想「地域特集 宮崎県」
- Forbes JAPAN「地域を救う人、事業」九州版に掲載
- 日本農業新聞
- Sweets Media
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- 毎日新聞経済プレミア
- 読売新聞
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