お知らせ

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7月7日の七夕。快晴だったこの日、新富町の湖水ヶ池(こみずがいけ)には400人以上が立ち寄り、にぎわいを見せていました。こゆ財団主催のイベント「しんとみぶらぶら物見遊山 in summer @こみずがいけ」のイベントレポートです。

会場には七夕飾りが設置され、来場者は短冊に願い事を書いて結んでいました

 その名の通り、新富町内にある観光資源を“見物しに遊びにきてもらおう”と実施している本イベント。これまでも夏のハスの花、初冬の古墳とそばの花、そして春を告げる梅の花といった町の見どころにスポットを当てて、別個にイベントを行ってきましたが、年間通して堪能してほしいという思いから、去年より「しんとみぶらぶら物見遊山」という名称で統一して開催してきました。 

今回の会場となっている湖水ヶ池は、ほとりに建つ水沼神社の御神体であり、夏はハスの花、冬はレンコンが収穫できることで地元では有名なスポットです。池をぐるりと巡る遊歩道は木陰となっており、特に夏場は、朝に開花するハスの花を眺めながら涼めるとあって人気の散歩コースです。

木陰が心地よい遊歩道
池の北側では、桟橋からハスを間近で見物可能。水沼神社の赤い社殿が映えます

当日も9時のイベントスタート前から、散歩に来ていた人たちがお店に立ち寄っていたといいます。「自家製酵母ぱんkinariya」や、お弁当・おむすびを販売していた「ヨリミチ」といった主食系の商品は、10時過ぎには完売するという盛況ぶり。 

「予想以上の売れ行きでした」と喜ぶkinariyaの店主

最高気温が35度を超え、お茶と大福のお店「みどりとすずね」の冷茶や、「ひなたいちご園」のいちごドリンクなど、冷たい飲み物を求める人も多くいました。 

とりわけ体の熱を冷ましてくれたのは、「多肉植物屋cotyledon(コチレドン)」の大人のかき氷。柚子ジンジャー味という、かき氷ではあまり見かけないメニューを頼んでみたところ、柚子の香りを乗せたジンジャーがガツンと効いた濃厚な味わい!辛めのジンジャー好きにはたまらない一品でした。 

かき氷のシロップは手作り! 
涼を求めて行列ができていました

なおこちらの店舗は名前にもあるように、カフェを併設した多肉植物店。かき氷を売る横で、多肉植物の寄せ植えのワークショップ体験ブースを設けていました。自分好みの多肉植物を選べるほか、多肉植物についても学べます。

「最近の日本が暑いのは多肉植物も一緒。直射日光は避けましょう。乾燥地帯生まれで多湿が苦手なので、水をやりすぎず、水滴がついたら拭うなどすると元気に長持ちしますよ」と、ワークショップ担当者。多肉植物の特徴や世話の仕方について、丁寧に解説していました。

多肉植物は種類が豊富。株によってコツや注意点が変わるそう

木工品を販売する「FKF」の店頭に立つのは、日南市からやってきた仲良し3姉妹。もともと木工に関してはほぼ未経験だったそうですが、コロナ禍中に木こりのお父さんの手伝いをしていたところ、市場で売れず使い道のない木材の多さに驚愕。何かに利用できないかと考えて、木工品づくりを始めたそうです。「イチョウは軽くやわらかいからまな板に、クリは堅く丈夫だからお皿に…といった具合に、木材ごとの特性を父に教えてもらいながら、手彫りで作っています」と語る3姉妹の笑顔が印象的でした。 

3姉妹の笑顔と木工品に惹かれて、立ち寄るお客さん
木目や色合いを生かした品々。手触りや軽さ、香りも木の種類ごとに異なりました

飲食や雑貨のお店が並ぶ中、道ゆく人が興味津々に見ていたのは「まつ毛パーマ yuno」と書かれた看板。筆者も、こんな場所でまつ毛パーマができるの!? とびっくりしてしまいましたが、取材時には事前予約のあった2名の施術を完了済み。お客さんはそよ風を感じながら気持ちよさそうに施術を受けていたそうです。 

担当のYUNOさんは「新富町に昨年オープンした、まつ毛パーマに特化した専門店です。お話をしっかり聞いて、理想の目元に合わせたデザインを提供します!」と元気に語ってくださいました。目元にお悩みのある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。 

初めての屋外施術は大成功でした!

今回、出店者の多くが湖水ヶ池に初来訪だったとのこと。「こんなに素敵な場所があるなんて知らなかった」「風が吹き抜けて気持ちがいい」と口をそろえて感嘆を漏らしていたのが印象的でした。

また来場者にアンケートをとったところ、半分近くは新富町外から足を運んでいました。偶然イベントを知って立ち寄ったという、県外在住の20代男性は「とても景色がよくて驚きました。占いのキャンピングカーなど、お店のラインナップもおもしろかったです」と、景色も遊びも堪能した様子でした。 

占いキャンピングカー/きよ。時間制限を設けず、じっくり相手の言葉に耳を傾けながら占うスタイル

なかでも湖水ヶ池の環境を絶賛していたのは、都城市から出店していた「one one coffee」。犬の保護活動への関心をきっかけに、犬やその飼い主の交流ができる場をつくりたいという思いから、公園でのコーヒー提供を始めたという店主。「公園など自然のある場所にこだわって出店してきましたが、湖水ヶ池は私たちにぴったりな場所でした。また機会があればここでお店を出したいですね」と、早くも来年への意気込みを語ってくれました。 

お店がある場所がコミュニティと考え、抽出中のおしゃべりも大切なひと時

さて、実はハスの花は8月中旬頃まで楽しむことができます。暑さを考慮してイベントは7月上旬に開催しましたが、これからの花の盛りも楽しんでほしいと、8月19日(火)まで湖水ヶ池にてスタンプラリーを実施中。 スタンプを作成したのは、消しゴムはんこ作家の玉利タマリさんです。

物見遊山のイベントでも出店。子どもに大人気でした!

池の周辺に設置された4つのスタンプを集めて応募BOXに投入すると、抽選で新富町の特産品をゲットできるチャンスが!ぜひチャレンジしてみてくださいね。 

「しんとみぶらぶら物見遊山」公式Instagramはこちら 
https://www.instagram.com/monomiyusan_shintomi/