11月27日、新富町商店「るぴーモール」にある、こゆ財団の「ソーシャル・デザイン・ラボ」と同じ建物の中に塾が開校しました。
その名は「スタディプレイス」。
どんな塾なのか、この塾を運営する「スタディプレイス.me(ドットミー)」の野島さんに聞きました。
野島さんよろしくお願いします!
これからの子どもたちに必要な学びを提供したい
「スタディプレイス」は、ありようはいわゆる塾ですが、ここはただ勉強するだけじゃありません。
ここは「勉強が苦手+キライ」という子どもたちのための場所です。
「芸人先生」×「人工知能(AI)」をコンセプトとし、勉強に興味のない生徒をやる気にさせることを主な目的にしています。
多くの方がすでに感じられていると思いますが、これからの時代はコンピューターを使いこなすことは必須のスキル。塾ではそれをふまえ、パソコンを積極的に活用しながら、おもしろおかしな出自や特技を持つ講師陣が、子どもたちとのコミュニケーションを通じて「その子に何が必要で、何を得意としているのか」を引き出します。これから先の世の中は、自分で稼ぐ力を身につけなければなりません。そのためにも将来、子どもたちが好きなことをして食べていけるようにしたい。こうした取り組みは、そのための手段です。
ちょっとわかりにくいことを話ししましたが、例えば「空手がめっぽう強くて、勉強もめちゃめちゃできる」子どもはどう思いますか? これまではどちらかに偏る傾向もあったように思いますが、「子ども自身が好きなこと」をシンプルに伸ばしていけば、「空手がめっぽう強くて、勉強もめちゃめちゃできる」ようになるのは、十分可能です。
実際に私たちの塾では、実力者が空手を教えながら通う楽しみを提供し、勉強ではIT、AIを取り入れた効率的かつ科学的な学習を可能にしています。
コミュニケーションが苦手な子でも構いません。一対一で少しずつ対話を重ね、その子どもにあったやり方で深めていきます。私たちは宮崎県内で、先に国富町などにも教室を展開していますが、そこの子どもで実際に教室を通じてモチベーションを高め、2ヶ月で成績が急上昇した事例もあります。子ども一人一人が自分の力を信じ、自分の好きなことを伸ばしていけば、成績も必ずついてくると思います。
いま新しいことに最も挑戦している町、それが新富町だった
私たちはかねてから、これからの地域には教育の活性化がテーマだと思ってきました。
そんな中で出会ったのが、昨夏(2017年)にビジネスプランコンテストを開催された、こゆ財団さんの存在です。コンテストにエントリし、こゆ財団で運営されている起業家育成塾のみなさんとも関わりが生まれる中で、新富町で今新しいチャレンジがどんどん進んでいることを知りました。私たちが目指している、ITや人工知能などを取り入れた教育プログラムを実践するには、新しいことに貪欲に取り組んでいる地域がベスト。しかも話をお聞きすると、こゆ財団さんが新富町商店街に構えているコワーキングスペースと同じ並びに空き物件があるとのこと。これは千載一遇のチャンスだと思い、新富教室の開設をすぐに決断しました。
まだまだ道半ばではありますが、新富町商店街での教室開設のほか、宮崎市中心部にある若草通でも教室を開設し、従来の組織を正式に法人化。私たちのチャレンジは、ここからが正念場になります。新富町ではこゆ財団さんとの出会いをきっかけに、毎月第三日曜に商店街で開催されている朝市で子どもたち向けのプログラミング体験を企画するなど、少しずつですが新しい取り組みも生まれてきました。今盛り上がってきているこの場所で事業ができ、新しい教育プログラムを提案していけることにワクワクしています。何より、子どもたちにこそそれを感じて欲しいですね。
野島さん、ありがとうございました。
朝市でのコラボレーションも楽しみですし、何より新富町を選んでくれたことが嬉しいです。
いっしょに地域をどんどん面白くしていきましょう。
こゆ財団では、スタディプレイスさんのような起業家とこれからも新しいチャレンジを仕掛けていきます!