※2019年12月のこゆ朝市で、小学生たちが自分たちで育てたほうれん草を販売。見事に完売しました。
地方創生の知恵袋3つのポイント
まず、やってみる
続けることで周囲の理解を得る
担当メンバーが成長、イベントも成長
はじめはうまくいかなくても、続けることで周りの人たちの心を動かし、状況が変化することがあります。地域創生に必要な、まちの人が交流する場づくりを通して、人もイベントも成長することができました。
まず、やってみる
毎月第3日曜日の定例イベントとなった「こゆ朝市」ですが、当初は商店街の理解が得られず、町の公共施設の裏でファーマーズマーケットと称してスタートしました。全く人が集まらず、実際やめることも考えましたが、メンバーが頑張って続けてくれました。
続けることで周囲の理解を得る
担当メンバーが企画や準備、運営に熱心に取り組んでくれたことで、少しずつ集客できるように。商店街の皆さんの理解も得られ、開催場所を歩行者天国の商店街に移しました。
当時、日曜朝の商店街は人通りもなかったところに、月1回の賑わいを生み出すことができました。

商店街やまちの団体も、朝市に協力してくれています
担当メンバーが成長、イベントも成長
何より、この朝市事業を通じて、担当メンバーが大きく成長しました。出店者を集め、集客につながるイベントを企画し、想定外のトラブルにも対応。今ではいろんなところに企画を持ちかけたりするほどです。
朝市自体も、まちの子どもから高齢者まで楽しく交流しています。町民、県民だけでなく、東京から新富町に視察・研修に来た大企業が朝市を研修会場に利用したりと、交流の範囲がぐんと広がりました。
人が交流する場の創出は、地方創生には欠かせないテーマだと思います。

地元の中学生が餅つきを披露して、来場者たちに振舞いました
*1年以上こゆ朝市を見てきた筆者ですが、来場者が増えただけでなく、老若男女を問わずまちの人たちが足を運び、イベントに参加して、自分のフィールドにして交流を楽しんでいる様子が感じられるようになりました。人と人との垣根が下がるような、そんな交流の場が「こゆ朝市」です。