活動レポート

活動レポート

チャンスは地方にあり!
無限にやれる“好き”で突き進もう

ビジネスで地域課題の解決に取り組む起業家の育成を目指して、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(略称:こゆ財団)が主催する『こゆソーシャルビジネススクール』が、いよいよ幕開けとなりました。

初回講師を務めたのは、こゆ財団代表理事の齋藤潤一です。第1回はあいにくの大雨に見舞われましたが、新しいチャレンジのスタートとあって会場には晴々とした笑顔があふれていました。


■こゆソーシャルビジネススクール 第1回

【日時】2020年7月7日火曜日 19:00〜20:30
【会場】新富町総合交流センターきらり 大集会室
【講師】齋藤潤一(一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 代表理事)
【テーマ】「ビジネスで地域課題を解決する。新規事業の立ち上げ方」
【ファシリテーター】稲田佑太朗(一般社団法人こゆ地域教育研究所)
【総合統括】橋本健太(こゆ財団 チーフ関係人口創出オフィサー)

アイスブレイク〜自己紹介&齋藤へ質問!

会場に集まったスクール参加者は15名(悪天候による欠席者あり)。第1回ということで、まずは初めて顔を合わせる参加者同士が3〜4人ずつのグループになり、お互いに自己紹介をしました。


アイスブレイクが終わると、次は質問タイム。一人ずつ、やりたいことを中心に自己紹介と講師の齋藤さんへ質問をぶつけました。遠くは椎葉村からの参加者もおり、県内各地から多様な人財が集まってきているようです。

本日の講師・齋藤潤一は、2011年の東日本大震災を機に「ビジネスで地域課題を解決する」ことを使命とし、ローカルで様々な起業に携わってきました。3年前からこゆ財団の代表理事を務め、あらゆるチャレンジをやり続けてきた地域プロデューサーです。

いよいよスタート! 惜しみなく知識と経験を伝える齋藤

「皆さんが今ここにいること自体がチャレンジの第一歩です」と、まずは行動を起こした参加者たちを称賛。

コロナ禍でオンラインが盛んに活用されるなか、オフラインで開催する各講座を「寺子屋のように、存分に活用してほしい」と語り、講座がスタートしました。これまでに失敗もたくさんしてきたという、経験豊富な齋藤から溢れる言葉や思いに食いつくかのような参加者たち。質問に対する答えを交えながら次第に熱くなる齋藤の語り口からも、ソーシャルビジネスに懸ける思いが感じられます。

点を打ち続けることで線になる

「アイデアだけでは何の価値もない、行動しよう!」というのも、齋藤が伝えたい成功へのポイント。様々な人や企業にアプローチして意見を求めたり、試作品を使ってもらい感想を聞きにいったり、イベントに参加したりと、考えられる可能な限りの行動を続けることです。その時はそれぞれが個別の点でも、それらがつながって線になり、やがて面を形成していく。そうなれば、強固なサポーターが増えていくかもしれません。

“好き”を貫き「共感」を得る

起業して成功するための行動パターンや考え方、自己紹介のつくり方、プレゼンテーションのコツなど、約1時間の講座を通して、多くのポイントを伝授された参加者たち。後半、2人組で「好きすぎて無限にやれること」を一人ずつ話し、傾聴し合う時間をもちました。

これは、齋藤から示された“自己実現するための3要素”の一つ「無限にやれることを見つける」ためのワークショップです。

その他の2要素は、「短所を補う仲間を見つける」「成長させてくれるメンター(師匠)を見つける」というものでした。

「無限にできること」=誰にも負けない「好き」を見つけたら、追求してどんどんその縦軸を延ばしていこう! 突き抜けることで共感を得ることができる、というものです。それは、ふるさと納税で事業者支援をやり続けてきた『こゆ財団』に対する周囲の反応からも伺えることだと言います。

参加者は積極的に質問をしながら、講師からいろんな助言を引き出します。

「ワクワク」と「やりたい」を再確認

講座の最後に、最終日に行うプレゼンテーションの参考にと、主催者側2人によるデモンストレーションが行われました。


第1回のこゆソーシャルビジネススクールは終了。地方の特性を大いに活用し、ローカルだからこその価値あるチャレンジがこれから始まります。終了後、新富町内から参加した女性は、「『共感を得る』という言葉に納得。自分のやりたい気持ちを再確認できてワクワクしてきました」と明るい笑顔で答えてくれました。


※第2回は、7月18日(土)10:00〜18:00に開催。町内に出向いてのフィールドワークを含む終日の講座を予定しています。