お知らせ

お知らせ

2028年3月28日(金)、日本サッカー協会(JFA)宮本恒靖会長が、宮崎県サッカー協会の斎藤了介会長と共に宮崎県新富町を表敬訪問しました。新富町の取り組みを視察し、地域におけるサッカーの普及と貢献について意見交換を行いました。


地域と連携し、サッカー文化の定着を目指す

宮本会長は、新富町の小嶋崇嗣町長と会談し、サッカーを通じたまちづくりについて議論を交わしました。特に、新富町が地域おこし協力隊制度や企業版ふるさと納税を活用し女性アスリートの地域活性化事業を行っているなでしこ1部リーグ女子サッカーチームの「ヴィアマテラス宮崎」の取り組みなどが話題に上がりました。

双方のコメント

小嶋町長は、新富町の取り組みを紹介し「これまでの活動を通じて、サッカーが少しずつ地域文化として根付きつつあります。今後は、スタジアム周辺の整備やスタジアムグルメの充実など、町民の皆さまに還元できる施策を進めていきたい」と語りました。

一方、宮本会長は「宮崎県は、ガンバ大阪時代のキャンプで訪れた思い出の地。温暖な気候と美味しい食事など、スポーツに最適な環境が整っています。地域おこし協力隊や企業版ふるさと納税を活用したスポーツ振興の取り組みは非常に興味深く、今後全国のモデルケースとなる可能性を感じます」
と述べ、町の取り組みを高く評価しました。

宮崎県サッカー協会の斎藤会長も「JFAとの連携の可能性を改めて確認し、他県の取り組みも学ぶことができた。今後も協力しながら、宮崎県のサッカー振興に努めたい」とコメントしました。


地域おこし協力隊による女子アスリート支援

新富町では、女子サッカーのなでしこリーグ1部に所属するヴィアマテラス宮崎では、多くの選手が地域おこし協力隊に任命され、地域での活動に携わっています。

ヴィアマテラス宮崎はなでしこリーグ1部で活躍しており、2024シーズンには優勝を果たしました。新富町の人口は約1万6千人ですが、試合にはリーグ平均の3倍もの観客が訪れ、地域に根付いたチームとなりつつあります。


まとめ

今回の表敬訪問では、新富町が地域おこし協力隊や企業版ふるさと納税を活用し、女子サッカーチームを通じて地域活性化に取り組んでいる事例が紹介されました。宮本会長は「全国の模範となる取り組み」と評価し、小嶋町長は「今後もJFAや宮崎県サッカー協会と連携しながらサッカーを盛り上げていきたい」と語りました。

J3リーグ、なでしこリーグ1部の2025シーズンも開幕から1ヶ月が経過。テゲバジャーロ宮崎とヴィアマテラス宮崎の今後の活躍に期待が高まります。