コラム

コラム

※こゆ財団のインターンシッププログラムで受け入れた外国人留学生たち

地域創生の知恵袋3つのポイント

多様性を大事にする
恐れを乗り越える
多様性は可能性

多様性を受け入れ、「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンに向かったことが、こゆ財団の成功要因の1つだったと思います。

多様性を大事にする

こゆ財団は世界一チャレンジしやすいというビジョンのもと、様々なチャレンジをしてきました。その中でたくさんの人たちに関係性を持っていただいたのですが、大事にしていたことは「多様性」です。一人ひとりの個性を活かし、尊重し、その人たちが自己実現できるような場づくりをすることを心がけてきました。

▲座論梅梅まつりで餅つきを体験する留学生

恐れを乗り越える

多様性を認めるということは恐れが生じます。しかし、この恐れを乗り越えて全てを受け入れ、そうすることで地域全体が良くなるんだとイメージして進んでいくと、チャレンジしやすい場づくりに繋がるのです。

2019年には、法政大学や広島大学からのバングラディシュ外国人留学生をインターンシップで受け入れました。留学生たちは地域のイベントに積極的に参加し、母国の紹介や英語を使ったゲームなどで、地域の人たちと交流をしました。言葉の違いや文化の違いがお互いの興味関心をひき、たくさんの笑顔が生まれていました。

▲商店街での恒例イベント「こゆ朝市」にて、自作のゲームで出店。故郷を紹介したり、簡単な英語や身振り手振りで交流をしました。

多様性は可能性

仮にこの多様性の芽を潰してしまい、外国人留学生は受け入れないという方向性を取っていたらどうでしょうか。子どもたちをはじめ地域の人と外国人留学生の交流する貴重な機会を失い、お互いが歩み寄り、多様性への寛容さを育むチャンスはなくなっていただろうと思います。

多様性には可能性が秘められています。今まで自分がフィルターをかけてしまっていたところを、まずは取り払ってみましょう。

*毎月第3日曜開催のこゆ朝市(※現在停止中)で、外国人留学生たちが自作のゲームで地域の子どもたちと笑顔で交流している姿はとても印象的でした。留学生たちも地域の人たちも、お互いに多様性を受け入れ、それぞれの視野が広がったことと思います。