こゆみらいの学校

こゆみらいの学校

こゆ財団では、2021年8月31日~11月20日の期間、「いまよりちょっと自分を好きになる」をコンセプトに「こゆ みらいの学校」を企画。様々な方法でチャレンジをし、自分らしく生きるため行動している方々をゲスト講師にお迎え。全5回講座を通じて一歩を踏み出すヒントを得ながら、少しずつ自分と向き合い、今より1㎜でも5㎝でも前に進むための学校です。
🏫「こゆ みらいの学校」HPこちら

8/31にこの「こゆ みらいの学校」がスタートし全5回講座を実施。遂に11/20に最終発表を経て「こゆみらいの学校」を終了しました。最終的に、受講生30名中20名の方々が1人1人のカラーを発揮し、自身の言葉でストーリーを語ってくださいました。皆さんの「ちょっとじぶんを好きになれた」最終日、どんな様子だったのかご覧ください。


応援したくなる人の共通点


講座のスタートには日本政策金融公庫宮崎支店融資第一課長である竹井明史様にご協力いただき、オープニングトークを実施。モデレーターをこゆ財団執行理事高橋が務め、発表前の受講生を激励いただきました。

「融資検討の現場から見る応援したくなるチャレンジ人」と題して、ここ近年の融資状況、直近の具体的な事例も交えてお話いただきました。受講生の中には、すでにやりたいことをビジネスとして立ち上げ始めているメンバー、まだまだそこまで見えていな方と様々でしたので、竹井さんの「ご相談にいらっしゃる方はやりたいことや実現方法が明確に見ているような方は少なく、むしろ悩んでいて相談に来るかたが多いですね」というお話で身近に感じた方が多かったようです。

融資と聞くと特別な何かを成し遂げようとしている方が資金を調達するイメージが沸きますが、竹井さんのお話で「寄り添って応援してもらえる想いが可視化されたもの」という印象を抱きました。

途中、ここ直近で創業された方の事例をご紹介いただきました。驚いたのが不退転の覚悟を持ってスタートした方ばかりでは無く、中には直観や心の赴くままに行動されている方もいらっしゃることでした。気付かないうちに「こうでなければならない」という勝手な枠組みを決めて自身の可能性を狭めてしまうことがありますが、固定概念に縛られず融資を1つの手段として相談に行くだけでも大丈夫なことが分かり、受講生も興味深く聞き入っていました。

竹井さんは日々融資検討をする立場ということもあり、「なんでもやればいいとは言えないものの」と前置きしつつも、「ニーズがあると思うことにはどんどん挑戦していって欲しい」と激励いただきました。

冒頭のオープニングトークで場が温まったところで、いよいよ受講生の発表がスタートしました。ビジネスコンテストではないので審査員は存在しませんが、この日は竹井さんはじめ、代表して3名の見届け人の方々と関係者の方々に見守っていただきながら発表を実施しました。

見届け人としては、日本政策金融公庫宮崎支店融資第一課長竹井明史さん、スタート前から講座を応援して下さっていたKIGURUMI.BIZ株式会社の代表取締役加納ひろみさん、宮崎市コワーキングスペースATOMicaのマネージャー日永純治さん、新富町商工会局長の比江島光裕さんの4名をお招きしました。

皆さん、チャレンジしようとする方々を見守っていただき、最後には激励のコメントも頂戴しました。また、会場後方ではこゆみらいの学校のサポーターを引き受けて下さった松浦牧場の松浦さん、斉田商事の斉田さん、そして講師登壇もしてくださったおにぎり宮本の宮本恒一郎さん、後援してくださった新富町役場の皆様、受講生の関係者の方々など、多くの方にお越しいただき受講生のスタートの場を見届けていただくことができました。


9名の行動宣言と

11名のプレゼンテーションから見えた自信


トップバッターから行動宣言は1人3分、プレゼンテーションは1人5分でスタート。受講前は「発表が苦手で…最終発表できなくても講座に参加していいですか?」と最終発表への参加に消極的な方が少なくなかったのですが、蓋を開けてみれば最長15分話す方もいらっしゃって、運営側としてはタイムマネジメントが気になりつつも(笑)喜びで胸がいっぱいでした。

まず行動宣言の部では、「私は8/31時点よりも、ちょっとじぶんを好きになれました」という冒頭からスタートし、「〇〇することができたから」とその変化について、そしてそんな自分だからこそ「今後は〇〇していきます」と仲間、そして見守ってくださっている方々の前で宣言いただきました。一部紹介いたします。

「家族に自分の時間をくださいと宣言ができ行動することができた。今後も勉強の場に積極的に参加していきたい」

「自分の意見を人に発信することができ、牛のミスコンである共進会に向けて早朝練習に取り組むことができた。これからも自信を持って発信していきたい」

「頑張らない勇気を持てるようになったことで自分を許すことが出来た。頑張り過ぎず人に頼って一息つく時間を大切にしたい」

発表されたことは、他人から見れば決して大きな一歩ではないのかもしれません。しかし、じぶんを好きになることに関して正直に、そして真摯に取り組まれたみらいの学校のメンバーにとって、他者からどう見えているかは関係ありません。お互いがお互いの一歩を称賛し合い、敬意を表し、心から拍手を送っている姿が何より感動的でした。

続くプレゼンテーションの部に移ると緊張感がさらに増していきます。ここでは既にご自身のやりたいことを事業としてスタートさせるために動いている方、ご自身の周りで始められている方など、もう一歩進んだ方々が講座を振り返りながら想いを伝えてくださいました。

「こゆみらいの学校との出会いは必然だった。思わぬ壁にぶつかったけれど不思議と心折れることなく切り替えて別のやるたいことを見つけて進む道が見えてきたので、在宅訪問型の音楽療法を始めます!」

「町内の空き店舗を活用して町民の居場所を作りたい。継続可能なマネタイズを構築してクラウドファンディングなどを活用しながらコミュニティスペースを作る」

「同じ子育て世代の頑張るお母さん方が自分のための時間を使えるエステサロンをオープンしたい。年明けのオープンに向けて更に県内初の機械を導入できるように助成金の申請にチャレンジしている(後日無事に承認が下りたと報告いただきました!)。ゆくゆくはチャレンジショップを併設したみんなで創るみんなの家を目指したい」

全てのプレゼンテーションはご紹介しきれないのですが、皆さん共通されていたことは非常に生き生きと、そして楽しそうにご自身の想いを伝えていた姿でした。終了後、「想いが溢れてしまって…」と口々に話している受講生の皆さんのお顔が講座前よりももっとずっと輝いていたことが忘れられません。


グラフィックレコーディングで見る

こゆみらいの学校


また、講座受講生でもある小川綾さんが全5回講座をグラフィックレコーディングで記録してくださいました。綾さんの作品と共に過去記事でも講座内容について触れていますので、ぜひご興味のある方は下記リンクより記事をご覧ください。

第1回目講座

第2回目講座

第3回目講座

第4回目講座

第5回目講座

最終発表では、ご自身の発表としてリアルタイムで模造紙に受講生の皆さんの発表をグラフィックレコーディングしていく、という企画にチャレンジされました!模造紙3枚分を繋げた大きなキャンパスに大きな樹が描かれ、そこに実が付くように次々と発表者のお顔と想いが描かれていきます。

会場で見守る皆さんには花形や蝶々型の付箋をお配りし、応援メッセージを記入いただいたものをそのグラフィックレコーディングの上に貼っていただきました。

会場が一体となって受講生を応援していることを可視化するにはどうしたらいいのか?と悩んでいた時に綾さんからこのご提案をいただき、まさにこれだ!!と運営側の想いも1つになった形が見えた瞬間でした。最後はご自身にもらった応援コメントを受講生自身が大切に持ち帰って行きました。


いまよりちょっとじぶんを好きになれたら

きっと、一歩踏み出せる人は増える


筆者が新富町に移住して人財育成プログラムを担当することになり、従来通りの起業家育成講座ではなくもう少し入り口が広い講座を開講したいと考えたのが今年の4月。あれから半年、あれよあれよと時が過ぎて講師の選定、講座の設計、講座の告知、受講生の集客、フィールドワークの設計、最終発表の設計…と、想定していた以上の量とスピードで気が付けばアッと言う前に最終発表を迎えていました。

「世界一チャレンジしやすいまち」を掲げる私たち地域商社こゆ財団は、自らも率先してチャレンジするのはもちろんのこと、チャレンジしやすい土壌や雰囲気、機会の創出がミッションです。「起業」や「起業家精神」などのワードでは「私なんか…」「私には関係ない…」と思ってこれまで接点を作ることが出来なかった町民の方を中心に、新しいコミュニティを創出することができれば、という想いもありスタートしました。

結果、全てが良い意味で期待を裏切られる結果となりました。驚きと感動と、そしてもっとできることがあるとワクワクした最終発表でした。

当初、まだ自分自身が何をやりたいのか明確になっていないメンバーも多いと想定していたため、「こんなことをやりたい」という企画案のプレゼンテーションではなく、講座参加を通じて生じた変化、そして今後の行動を発表いただく「行動宣言」の場を11月20日と位置付けていました。

本講座は「じぶんを好きになる」、つまり他の誰でもない自分自身のためのプログラムです。そのため、最終的に自身に対して以前より少しでも肯定的になることができ、その結果の行動として人前で自身の気持ちを発表することが出来れば目標達成と考えていたからです。

しかし、5限目の講座を終了した時点で自ら「プレゼンテーションをしたい」と表明するメンバーが表れ、最終的に20名の受講生が行動宣言やプレゼンテーションという方法で自らの想いを人前で伝えられたことは、大きな一歩になると感じました。

発表後、見守っていただいた見届け人の方々からもそれぞれに応援メッセージをいただきました。

「皆さんの発表を聞いていて本当に驚きました。講座がスタートする話を聞いたときは人が集まるのかな、と思ったのですが今日こんなに多くの方が集まってスタートを切られたことが素晴らしいと思います。ぜひ、できることがあれば気軽に相談してください」

「普段は創業支援がメインにはなりますが、今日はこうして多くの方々の想いを聞くことができて元気をもらいました。発信が大切と気付いたと仰っている方がいましたが、本当にその通りだと思いますのでこれからもどんどん言葉にして伝えていってください」

「今日は素晴らしい時間をありがとうございました。これだけの仲間がいることも心強いと思います。想いのある方がコワーキングスペースにもよく集まるので、是非興味のある方は足を運んでみていただければと思います」

「この講座に参加した皆さんは最高の切符を手に入れたのだと思います。好きなこと、やめられないことって私も沢山ありますし、わがままでいいと思います。わがまま、は『我がまま』自分のままでいることなので、皆さんわがままにチャンスの切符を手にしていきましょう」

こゆみらいの学校は2021年はひとまず終了しましたが、ここからがスタートです。ここで出来た仲間たちと支え合いながら、刺激し合いながら、やりたい気持ちを形にできるようにこれからも一緒に走り続けていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!また2022年もバージョンアップして開催したいと思っていますので興味のある方はぜひ次回ご参加ください。世界一チャレンジしやすいまち新富町でお待ちしております!


Special Thanks


最後に。このこゆみらいの学校を無事に開催、そして終了できたのは関わってくださった皆様のご尽力の賜物です。特に集客で苦労して多くの方々に助けていただきました。またコロナ感染拡大により叶いませんでしたが、当初予定していた霧島市へのフィールドワーク設計の際には鹿児島の方々にもお世話になりました。感謝を込めて最後にSpecial Thanksを届けたい皆様をご紹介いたします(※順不同)。

日本政策金融公庫宮崎支店支店長吉田博司様、融資第一課長竹井明史様、融資第二課長会田晋之介様

KIGURUMI.BIZ株式会社代表取締役加納ひろみ様

一般社団法人 鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab伊達あすみ様

旅するおむすび屋菅本香菜様

株式会社プラネット小池和人様

株式会社eat Link代表牧春菜様

田代明子様

宮崎市コワーキングスペースATOMicaマネージャー日永純治様、ATOMicaの皆様

新富町商工会会長井崎美恵子様、事務局長比江島光裕様、松本舜様、商工会青年部の皆様

松浦牧場松浦千博様・牧場の皆様

有限会社斉田商事代表取締役斉田知明様

株式会社初音代表瀧口初美様、初音の皆様

Cafe Kiitos緒方生寿恵様

株式会社井崎製作所様

有限会社夢茶房安積一仁様

ピラ☆キラ川上亜紀様

さつま芋専門店 Potegee谷明様・谷好江様

おにぎり宮本宮本恒一郎様、おにぎり宮本の皆様

猪俣太一様

ふるさとプロデューサー今吉直樹様

霧島市商工観光部商工振興課美坂雅俊様

日当山無垢食堂代表古川理沙様

有限会社岩切美巧堂専務取締役岩切洋一様

植山蒲鉾屋代表取締役植山吉将様

株式会社ゆごやリゾート代表取締役岡本壮司様

株式会社妙見石原壮常務取締役石原大佑様

合同会社言の葉代表新里大輔様

株式会社HYUTTE今西正様

町子屋代表玉手伸幸様

Radiance宮崎 代表屋宜直美様

岡本晴美様

株式会社富川屋代表取締役富川岳様

KUMIKI PROJECT 代表取締役くわばらゆうき様

ごはんとカフェ78の皆様

新富地域婦人連絡協議会の皆様

一般社団法人こゆ地域教育研究所稲田佑太郎様

児湯学友団コンソーシアム協議会福島あずさ様

こゆ野菜カフェ店長永住美香様

宮日新聞林慎次様

有限会社豊緑園取締役森本亜矢様

MRTラジオパーソナリティー矢野妃佐子様

キャリアペコ代表横山由美様

株式会社スマイルラボ古田典子様

中小企業庁宮崎県よろず支援拠点倉吉教文様、柳本明子様、飯干良美様、島中星輝様

都城まちづくり株式会社都城市未来創造ステーション施設超本蔵明子様

NPO法人ライフカンパニー新富理事長井上あけみ様

NPO法人たすけあい蓮生活支援コーディネーター相馬まち子様

宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター宮崎本部センター長日高研二様、橋口梢様

西都市立穂北中学校伊東泰彦様

国立大学法人宮崎大学産学・地域連携センター地域人材部門Capa+黒木順子様

株式会社Plan Do See小坂幸弘様

宮崎県総合政策部産業政策課主査年森祥子様

ローカルベンチャーコーディネーター田鹿倫基様

株式会社油津応援団コミュニティマネージャー杉本恭佑様

新富町役場の皆様

そして、こゆみらいの学校受講生の皆様と支えてくれたこゆ財団の仲間たち、学長マスコットを務めてくれたおとみちゃんにもSpecial Thanks!

引き続き、こゆ財団は世界一チャレンジしやすいまちを目指して邁進してまいります。応援よろしくお願い致します。

photo by Yuta Nakayama

written by Saki Ariga