農業が一番儲かる、アグリテックで上場企業に挑戦

世界一チャレンジしやすいまちとして、10年100社1000人の雇用を目指す宮崎県児湯郡新富町。

そこでは、これまで先代達が生活の礎として築き上げた農業に、新たな技術アグリテックを導入し、収量を上げている農家さんが増えている。
では、アグリテックを導入することでどのような未来を描いているのか?

アグリテックで上場企業を目指す地域商社「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(略称:こゆ財団)」代表理事の齋藤潤一さんにお話を伺った。

東京にはない強みを活かしたビジネス

アグリテックを導入し、農家さんの人材育成、新規就農者の拡大を目指す「こゆ財団」。農業にチャンスを見出すきっかけについて伺うと、

私たちは、10年100社1000人の雇用を生み出すということを掲げています。

その10年に含まれる1社がアグリテック。農業の分野で上場企業を生み出したいと考えています。やはりチャンスになるのは農業で、こゆ財団の強みでもあると思っています。農業は東京になくて宮崎にあるもの。うちは目の前に畑があるし、近くに行けばマンゴーやライチ、酪農もあるので、それらの強みを活かしていきたいのです。

収量を20%アップさせたアグリテック


アグリテックの分野で具体的に動き出している案件について齋藤さんは、

新富町には、アグリテックに約20年精通している福山さんという方がいらっしゃいます。ピーマン農家さんで元総務大臣補佐官などが視察にいらした際に、
「こんなすごい農業を見たことがない」
と絶賛され、“新富町にこのアグリテックあり”と、言っても過言ではないような方なのです。

彼のモデルを新規就農者に当てはめてやってみると収量が実際に20%アップしたのです。
つまり、この“福山モデル”をまずは新富町から採用していき、全国展開していけば農家さん全体の収量が上がる。つまり売り上げが20%上がると言うことが
実現できるわけです。

新富町を例に挙げると農業の売り上げが約120億円。それから20%アップすると144億円と言うことが実現でき、それだけでも町として大きなインパクトを与えられると思っているのです。

農業が一番儲かる

福山さんのお父さんも農家さんで、お父さんの口癖が「農業が一番儲かる」なのです。その背中を見て福山さんは2代目としてやり始めたと言う経緯もあります。新富町では、去年から儲かる農業というイベントをやっていて、新富町以外の市町村から多くの方が集まってくれました。そこでは5人ほどの農家さんが集まって儲かる農業をどのように実現するのかということをやっていて、新富町で機運が高まっていると言えると思います。

今後、こゆ財団で企てているアグリテックのベンチャー企業については、福山さんに顧問をしていただきたいと考えています。
彼はあくまでプレーヤーなので、これまで勘と経験でやっていたものを、僕らがデータ化して売り上げを上げることまでつなげて行くことが今回の狙いの1つです。

世界平和に繋がる農業

アグリテックで生まれる未来のビジョンについて、

まずは、“福山モデル”を新富町で確立させ、その次に児湯地区、そして宮崎県から全国へモデル展開していきたいと考えています。
しかし、新富町から始めるからと言って新富町や児湯郡だけが儲かれば良いという考えは全くありません。新富町の財団なのに「こゆ財団」としているのもそのため。
新富町だけが儲かるんじゃなくて、児湯地区が儲かる、宮崎県が儲かる、日本全体が儲かる、もっと言うと世界全体が儲かる。世界全体が儲かれば世界平和にも繋がると思って活動しているので、そのための大きなビジョンを掲げています。

世界平和に貢献できるようなアグリテックが生まれることを期待しています。

これまで個人単位で働く場合が多かった農業が、企業単位で積極的に動き出している。これからの農業を支えるアグリテックが新富町から生まれることで、新富町が、もっと言うと世界全体の農業が面白くなる。

         
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