環境に左右されず自分らしく働くゲストを迎え、“私らしさ”について考える~今よりちょっと自分を好きになる「こゆみらいの学校」参加者募集イベント~

こゆ財団では、2021年8月31日~11月20日の期間、「いまよりちょっと自分を好きになる」をコンセプトに「こゆ みらいの学校」を実施します。様々な方法でチャレンジをし、自分らしく生きるため行動している方々をゲスト講師にお迎え。全5回講座を通じて一歩を踏み出すヒントを得ながら、少しずつ自分と向き合い、今より1㎜でも5㎝でも前に進むための学校です。
🏫「こゆ みらいの学校」HPこちら

今回はこの「こゆ みらいの学校」開講を記念し、受講説明会と共にプレ講座実施を決定。
ゲストにフリーランス協会でコミュニティマネージャーとしても活躍されていた、田代明子さんをお迎えして「自分らしさ」というテーマでトークセッションを実施しました。

■開催:2021年8月3日(火) オンライン開催
■対談テーマ:「自分らしい生き方を見つける方法」
■オンライン動画はコチラから(Youtubeページに飛びます)
■ゲスト講師:田代明子 氏(フリーランス)

■モデレーター:有賀沙樹(一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 広報イノベーション専門官)


自分らしい働き方、
そして生き方とは?


昨年からコロナ禍で多様な働き方を実践する人が急速に増え、リモート勤務されている方が増えました。私、有賀もこの波に乗って今年の4月に縁も所縁もなかった九州宮崎県新富町へ移住した人間で、現在はフリーランスとして複業をしています。基本は新富町にあるこゆ財団のオフィスに出社しながら、財団の仕事と並行して東京の会社の仕事もリモートワークで対応しています。

今後ますます、その人だけの働き方=生き方を実現する人が増えていくのは必然の流れです。そんな今だからこそ、8月31日にスタートする「こゆみらいの学校」では「いまよりちょっと自分を好きになる」をサブテーマに置いて、「わたしだけ」の自己実現を目標に取り組んでいきます。

そこで、今回はすでに20年以上リモートワークを通じて自分らしい働き方を実践されている、田代明子さんをゲストにお迎えし、自分らしい生き方を実現する方法についてトークセッションを実施しました。

田代さんが語ってくださった転機となった経験や考え方が、誰かの一歩踏み出すヒントや勇気になれば嬉しいと思います。


良い子であることが当たり前だった幼少期、

初めての挫折は大学受験だった


田代さんは、いわゆる「良い子」だったと言います。大人が良いと言う道、両親が喜ぶ道を進路に選び、学校は偏差値の高いところへ…と選択した結果、スパルタ教育の進学校に馴染めずに大学受験で挫折を経験したそうです。

 

田代さん「それまでは良い子であることが当たり前だったので、初めての大きな失敗が大学受験でした。でも、失敗してみたら意外と大したことなくて(笑) これまで失敗しないように慎重に周りの評価を気にして生きてきたけれど、そんな風にすることなかったんだな、と感じました」

 

短大進学後は充実したキャンパスライフを過ごし、就職。まだやりたいことは明確になっていなかったこともあり、20代を「グラグラ期」と表現しながらも、やりたいことを挑戦させてもらえる社風で楽しかったと言います。その後、結婚、妊娠、出産とライフステージに大きな変化が続き、流産になりかけたり、ワンオペ育児で鬱になりかけたりもする中、それでも「働きたい」という気持ちは常にあったと言います。

 


自分の人生をちゃんと生きたい、

そう思えたからいまがある


そんなモヤモヤ期の田代さんが消去法で見つけたのが、業務委託、つまりフリーランスという働き方でした。

 

田代さん「今になって思えば良かったな、と思える選択ですが、当時は消去法で仕方なく選んだ道でした

 

場所を問わず働けるリモートや業務委託の仕事は、パートナーの転勤の度に、キャリアがリセットされてしまいがちな他の働き方に比べ、細く長く働き続ける事ができました。

2011年にパートナーの転勤で地元福岡に戻ると、九州内を飛び回る仕事へとシフト。宿泊が伴う際は、徹夜で冷蔵庫いっぱいの食事を準備し、朝一便で出張に出掛けることもあったと言います。 「仕事をさせてもらっている」という想いもあり、子供や泊まりがけでサポートしてくれる両親にも働くことを理解して欲しいと考え、自分で課したルールでした。

 

そんな時に、人生の大きな転機となったのが、仲が良かった友人との死別でした。

 

田代さん「こんなに素敵な人でも亡くなってしまう、という現実を目の前にして、自分の人生をもっとちゃんと生きなきゃな、と思ったことが大きなきっかけになりました。それまでは子供のサポートをしなきゃという気持ちが強かったんですが、自分の人生をちゃんと考え生きなきゃと少しずつ思うようになったのが39歳の頃でした」

 

そうは言ってもお子さんの送迎などがあり、育児中心の生活は変わらない中で、空いた時間を使って「いかに効率よくはたらくか」ということに注力したと言います。

ある時、偶然参加したイベントをきっかけに新しい仕事の声がかかります。それがフリーランス協会での仕事で、それまでもリモートで仕事をされていたそうですが、Wi-fi環境さえあればどこでも仕事ができるフルリモートの働き方に拍車が掛かるきっかけとなったそうです。 また、初めての非営利団体での仕事は、企業での就業経験しかなかった田代さんにとって、「こんな働き方や考え方もあるんだ」という新しい気付きもあったと言います。

 


お金をもらって研修させてもらってる感覚で

やりながらスキルを身に着けていった


田代さんは起業は考えていないと言います。現在は介護もしながら、働くことを諦めず、そして自分の人生を生きるために、企業の中で業務委託という形態を選択して働いています。

 

田代さん「結婚するときに仕事を辞めたんですが、仕事をしたい気持ちはずっとありました。私の母も転勤族の妻で自分のキャリアの中断を悔いていました。そんな母に子どもの頃から結婚しても仕事を手放してはダメ、と言われていたことも影響しているのかもしれません」

 

フリーランスという業務形態は私も選択している働き方で、その自由度の高さは体感済みです。とは言え、いざ「フリーランスになろう」と思ったとしても、最初に何から始めたらいいのか、自分は何ができるのか、という壁に当たる方も少なくないと思います。そのあたり、最初はどのようにして仕事を獲得していったのかを田代さんに聞いてみました。

 

田代さん「今でこそオンラインで出来る仕事を仲介してくれるサービスも増えていますが、当時は数も少なく、安全だと思えるサービスに片っ端から登録しました。でも、単価が安いものも多いので、単価が自分の中で納得でき、且つ安定してお仕事がもらえるものをとにかく調べました」

 

中でも印象的だったのが、幼稚園や保育園のカメラマンのお仕事です。プロのカメラマンは当然きれいに撮ってくれますが、『購入者である保護者やおばあちゃん、おじいちゃんには、ママ目線の温かい写真が喜ばれる』という嬉しい気付きもあり、幼稚園や保育園の撮影は、素人でも子育ての経験を活かせたといいます。

元々習得していた撮影技術で仕事を得たのではなく、実践で技術を身につけ、自分の経験(子育て)を組み合わせて補う―これも、仕事を増やし幅を広げる上で大切な考え方なのだと感じました。どうしても「できること」から仕事を探そうとすると選択肢が限られます。一方で、やりながら徐々にスキルを身に付けていくというやり方でキャリアを積み重ねている田代さんのスタイルこそが、チャンスを掴む方法なのだと感じました。

 

田代さん「好きなことを仕事にするのがもちろん最高だけど、一番最初は好きなことだけに枠を狭めてしまうのは勿体ないと思いますね。私は座学で学ぶよりも実践で身につくタイプなんです。その仕事に自分がどう価値提供できているか意識しつつ、お金をもらいながら、学ばせてもらってる感覚でお仕事してました」

 


他者の人生を知ることで

自分の枠に囚われない思考ができる


田代さん「『一般的にこうするべき。お母さんだから〇〇しなきゃ。〇〇しちゃダメ』と、いわゆる世間の常識にとらわれモヤモヤしている同世代の女性が多いと思います。私も未だに夢とかやりたいことは明確に見えてません。 だからこそ、その気持ちも分かります。でも今までの自分を少し変えてみると、より自分の人生が豊かになります。自分と違う組織やコミュニティに触れ、他の人の話を聞き、その方の人生を疑似体験してみる。 人の出会いだけでなく、映画や本、オンラインイベントなどから得るものも多いと思います。 情報アンテナの感度を高めることも大切なんだと思います

今年の初めに骨折をして、初めて松葉杖生活を経験したときに「こんなに生活することが大変なんだ」と感じたと実体験も交えて話してくださいました。異なる立場に立って初めて感じること、自分のフィールドとは異なる人の話を聞いて考えること、そのような出会いから、知らず知らずのうちに固定概念に縛られていた自分に気付くという経験は私も多々あります。

年齢を重ねるたびに固定概念に縛られ自分を苦しめてしまう…そんな時こそ、自分の価値観を手放し、異なる価値観に触れてみると、呼吸がしやすくなるきっかけになるかもしれません。

「躓いた人こそ素晴らしい」

田代さんのこの言葉に、私も非常に勇気をもらいました。ひとりひとりは異なる個性を持った人間、全てに共感するのは難しいですよね。だからこそ「受け入れる」ではなく、「受け止める」を大切にしているという田代さんの言葉が印象に残りました。他者に対してだけでなく、自分自身を「受け止める」こともとても大事なんだろうな、と改めて感じました。

こゆみらいの学校では、「いまより、ちょっとじぶんを好きになる」をテーマにしています。自分も他者も「受け止める」を大切に、参加者の方々と1㎜でも前に進める場にできたらと思います。こちら、いよいよ8/31にスタートしますので、また活動レポートで報告して参ります!

written by Saki Ariga

         
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